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2009年11月 2日 (月)

No.203『塙麟』

第203弾投入。
十二国記「月の影 影の海」編。
今回は、悲運の麒麟<塙麟(こうりん)>をば。

Photo
わんだばー。
うむ、特徴的な憂い顔はいい具合にできたと思います。なんと言っても目がポイントの方なので、そこがほぼ原画通りなのはよきかな。
眉毛の白抜きを再現するべく、そこは実際より太くなっているのですが、見た目には気にならないですね。よしよし。

さて、塙麟。
陽子が治める慶国の南の隣国・巧国の麒麟である。というか、であった。
陽子が十二国記世界に召喚されたさい、最初にたどり着いたのが巧国。当時の巧国の王・塙王は、自らの持つ劣等感のために、隣国である慶が自分の国より荒廃した国となるよう画策をしている。先代の慶の王が亡くなった後、偽の王をたてさせたり、景麒が蓬莱からあらたな王・陽子を連れてきたと知ると、それを暗殺しようと企んだりと。
塙麟は王に仕える麟として、その愚策に加担させられる。王を諌めようともするが、基本的に麒麟は王に絶対服従の生き物なのでそれもままならない。
そんなわけで、常に憂い顔。諦観の中で、滅び行こうとする主と国を見つめるしかない、不幸なお人なのですよ。
やがて、王が道を失った際に麒麟がかかる病である失道の病に倒れるが、その後の展開は小説版とアニメ版で異なる。
小説では、塙王は暗躍しただけで表には姿を現さない。つまり陽子とも出会わないのだが、アニメでは陽子と塙王の対決シーンがある。その際、失道の病をおして現れた塙麟は、陽子に向けられた塙王の剣の前に立ちはだかり、陽子を庇って死ぬという展開になっている。
前述の通り、自らの主である塙王には絶対服従のはずの塙麟が、何故塙王の意思にそむいて陽子を庇えたのか。ここは解釈の難しいところですね。
塙王が「邪魔をするな」とか「陽子を殺せ」と塙麟に直接命令したわけではないので、それが原因とも思えるのですが、後の考えとしては、塙王が陽子=景王を殺すという行為を阻止することこそが、真に塙王を守ることになるから、というのも考えられます。
十二国記世界では、他国に王が武力介入することは絶対に禁じられている。これをするとその場で天帝の裁きによって命を落とすというくらいの絶対的な禁忌です。なので、塙王の行為を防がなかった場合、その場で塙王は死んでいたことが考えられるわけです。
まー、そのあたりも含めて、早く十二国記の続きを(ry
ちなみにこの陽子が王になるまでのエピソード「月の影 影の海」で塙麟は死んでしまうため、後のエピソードでは、次の巧国の麒麟が卵果という卵になっているという話がチラリと出てきます。新たな麒麟が王を選び、巧国に安寧をもたらすのはいつの日やら。

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次回予告。
中原さんキャラクター101個目。
100越えの第一弾は、またも人外でいこう。
どうやら、オウム貝らしい。

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