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2009年12月31日 (木)

No.209『蒼猿』

第209弾投入。
十二国記「月の影 影の海」編。
今回は、作中でも実は実在していない精神世界キャラ<蒼猿(あおざる)>をば。

Photo
きぃーひっひっひ。
うむ。こんなもんか。
髪の毛が結構もわさぁと広がっているせいで、入りきらなかったのが残念。
しかし特徴的な猿顔や病的な表情は、思いのほかよくできた。

さて、蒼猿。
正式な名はない。元々は、陽子が持つ宝重の剣「水禺刀」の、鞘に封じ込められている妖?である。
水禺刀は剣と鞘が一対の宝重で、剣は元々「水鑑刀」といい、水の妖力によって持ち主の心を映した幻影を見せる。しかしその力が暴走すると、のべつまくなしに幻を見せるため、老松という飛仙……遠甫のことだが、彼がこの猿=禺の力を持つ鞘を作り、禺の力でもって剣の力を抑えた。しかし禺自身は、持ち主の心を読んで惑わす力を持っているため、普段は剣の力をもって封じられている。つまり、剣と鞘、互いの力をぶつかり合わせることで封じ合うという性質を持っている。
が、陽子が放浪を余儀なくされた際、鞘と剣が離れ離れになってしまう。そのため陽子は剣が見せる幻影に悩まされ、また剣の力から開放された禺が、この蒼猿の姿となって幾度となく陽子の前に現れ、絶望の淵にある彼女を突き放そうとするのである。
難しいがそんな感じなので、要は一人で見知らぬ世界を放浪する不安と絶望に包まれている陽子に、追い討ちをかける幻の存在が、この蒼猿なのだ。
エピソードの中盤で、陽子が楽俊との出会いによって人を信じる心を取り戻した際、陽子に斬られ、以降は陽子を悩ますことはなくなる。そして、この猿が禺、すなわち失われていた鞘であったことも判明する。そこで一応は鞘を取り戻すのだが、陽子が斬ったことで禺の魔力は失われており、剣が幻を映すのを抑える力もなくなってしまっている。
後に、遠甫が再びこの鞘を作り直すことを提案するが、陽子は
「剣は私の心を映す。心に鞘はいらない」
といってのけるため、禺の出番も一応は終了ということになっている。
というわけで、出番としては比較的前半の少ししかないのだが、陽子を追い詰めてゆく疑心暗鬼だらけの負のセリフオンパレードのため、存在感は圧倒的に強いキャラでした。

小説版では、もっと本当に猿の姿の化物として描かれているが、アニメ版では猿っぽい人間型に描かれている。やはり化物の姿ではグロいのかな……

ちなみに、声は岡野浩介氏。嘲笑が多い狂気の演技を、見事にこなしておられる。成長した泰麒も演じられているのだが、全く正反対なキャラなので対比も面白い。

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次回予告。
中原さんキャラクター104個目。
王子が続く。獣になったり女になったり、大変な人生だが。

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