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2010年1月 9日 (土)

No.211『舒覚』

第211弾投入。
十二国記「月の影 影の海」編。
今回は、先代の景王<舒覚(じょかく)>をば。

Photo
おにょー。
うむ、よきかな。作中では病的で狂った表情の多い方なんですが、その中では比較的普通めな表情を選んでおきました。やつれてさえいなければ、結構美人な方なんですよ?

さて、舒覚。
陽子の前に、慶国の王であった女性で、作中ではすでに故人。ゆえに、登場するとはいっても、主に回想シーンです。
尚、舒覚という名は、いわゆる本名にあたる「姓名」。字は「恩幸」というのだが、これが作中で出てきたことは無い。十二国記世界で、字ではなく姓名で呼ばれるというのは珍しい例だ。王は死ぬと謚(おくりな)がつくということは以前に述べたが、舒覚の場合は「予王(よおう)」。すでに故人となっている作中では、もっぱらこの予王という名で呼ばれています。
元々は商人の娘で、景麒に見出されて王となった。当初はその心優しく生真面目な性格から、王としての責務も果たそうとしたが、すでに王なき王朝に慣れ切っていた官吏たちが牛耳っている中で、次第に政治への関心と気力を失ってしまう。やがて、景麒が見せる不器用な優しさに恋慕するようになり、結果としてさらに政治への関心を失う。最後には、景麒への恋慕のあまり、目に映る全ての女性に嫉妬し、王宮から女性を追放。あげく国中から女性を追放するという大暴挙に出てしまう。これにより景麒が失道の病にかかると、景麒を救うために禅譲……すなわち自ら死を選ぶこととなる。その治世、わずかに6年。おそらく、十二国記の王の歴史において、指折りできるくらいの短さなのではないだろうか。少なくとも、公式に発表されている王の中では、一番短いのは確かです。
その治世の短さゆえに、愚王の代表格のようにも語られるが、後のエピソード「風の万里 黎明の空」で明らかになる、当時の慶国の官吏たちの実態をかんがみると、舒覚はその王朝の被害者といえなくもない気がする。陽子も下手をすれば、舒覚の二の舞を踏んでいたかもしれないのです。しかし陽子と舒覚に違いがあったとすれば、やはりそれは信頼できる仲間たちとの出会いでしょうねぇ。舒覚にも、彼女を支えてくれる、頼れる存在が多くあれば、あるいは良き王となりえたのかもしれません。

尚、声の出演は藤田淑子さん。有名どころはキテレツ大百科のキテレツや、ダイの大冒険のダイなど少年役が多い気がしますが、妙齢の女性役もやはり多いですね。最近は洋画やナレーションを中心にお見かけするが。アニメは少ないような気がします。

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次回予告。
中原さんキャラクター105個目。
まだまだいましたサッカー選手。俊足FW。

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