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2010年8月14日 (土)

No.260『月渓』

第260弾投入。
十二国記「風の万里 黎明の空」編2。
今回は、祥瓊の諌め役第1号、芳国恵州州侯<月渓(げっけい)>をば。

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よいやさー。
んー、なんだろうな、再現度は低くないはずなんですが、表情選びがイマイチだったか。なんとなく、イメージしている月渓より精悍さが足りない気がするのですが。
顎のラインも歪んでるかな……

さて、月渓。
肩書きでいえば、芳国の一州、恵州の長である州侯。恵州侯、という呼ばれ方が一般的ですね。ちなみに月渓の名は、字なのか姓名なのかはあかされてません。おそらく字だとは思いますが。
先の峯王・仲韃の精錬潔白なることを敬愛していた月渓ですが、仲韃が次第に苛烈になり、酷法の乱発によって結果として民を虐げるようになったことを嘆き、仲韃が天の采配で倒れるのを待たずに倒すことを決意。各州の州侯に決起を呼びかけ、ついには仲韃を討った人物です。いわばクーデターの首謀者にあたるわけで。
その際、二代に続き暗君を選んだとする峯麟と、王に奸言していたということで王后も誅殺。公主であった祥瓊だけは、仙籍から外し、仙からただ人へとして、里家に預けるという選択肢を取ります。
初期の祥瓊にしてみると、これもいらぬ哀れみというか、よけいに月渓に恨みを募らせる行為ではあったようですが、おそらく月渓にしてみれば、王、麒麟、王后までも斬らざるをえなかったことに対する、わずかな悔悟の念、仲韃への思慕の残り、そして祥瓊個人に更正の余地を残したかったというような気持ちなんだと思うのですよ。
その後も里家に残された祥瓊の様子は気にかけていたようですし、村人にリンチされかけた祥瓊を救うこともしてます。そして、供王の元に預ける、と。
やはり月渓にとっての祥瓊は、自分のした行為に対する良心というか、最後の希望の現われなんじゃないかなぁと思う次第。
「王が憎くて討ったわけではない」ということで、王を討った後も自らが玉座につくことはせず、あくまでもアドバイザーとして王宮に残っていたものの、後に更正した祥瓊と、供王からの言を受けて玉座を預かることを決意。芳の仮王として立つことになりました。
普通、王を失った国は急激に傾いていくんですが、某国の太子曰く「よく踏みとどまっている」とのことなので、月渓の仮王としての力は十分に強いものといえそうです。

尚、月渓の仲韃に対する葛藤は、小説では短編集「華胥の幽夢」の一編「乗月」に詳しく。「乗月」は、アニメでもエピソード化されてまして、「風の万里 黎明の空」の後に一話でまとめられてます。アニメ版だと非常にざっくりしているので、やはりこれは小説版がオススメですねぇ。

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次回予告。
SAMURAI 7、一連の作成ラスト。
サムライ七人揃いましたんで、タイトルを作っておきましょう。

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