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2010年12月

2010年12月22日 (水)

No.286『小庸』

第286弾投入。
十二国記その他諸々編。
今回は、芳国冢宰<小庸(しょうよう)>をば。

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ほいちゃー
やっぱり老人は似るなぁ。ちょっと不安げな表情とか、いい感じです。
ただ今回は、皺の彫り方を一箇所間違えた……やはりそこは違和感が残るのです。

さて、小庸。
登場エピソードは短編「乗月」。アニメでは風の万里でもちょろりと出演されておりますが。
肩書きは芳国の冢宰。王・仲韃が弑された現在、名目の上ではこの小庸がトップということになります。しかし、大逆の盟主である、恵州侯・月渓の存在があまりにも大きく、小庸たちも月渓に頼りきり。あくまでも恵州侯であると言い張り、仲韃に代わって国主の座に着くことを拒む月渓に対し、王宮にとどまるよう説得を続けます。
というわけでして、冢宰に任じられているほどのお方なのですから、結構な力はあるはずなんですが、いかんせん作中では、月渓に頼るだけの姿しか見せられていないのが何ともはや。
その後、桓魋の説得や祥瓊の手紙によって、国主となることを決意した月渓を、冢宰として支え続けてゆくことになるのですが、果たしてその腕前やいかに。

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次回予告。
中原さんキャラクター134個目。
銀河烈風バクシンガーシリーズ、ラスト。
壮烈! アエイズ魂!

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2010年12月20日 (月)

No.285『マロウ』

第285弾投入。
中原さんキャラクター133個目。
銀河烈風バクシンガーキャラ第2号。
今回は、傀儡幼帝<マロウ>をば。

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ぼぼん。
あれ、なんか原画より大人っぽいな。かなり少年なんですが。

さて、マロウ。
銀河烈風バクシンガーが、幕末モチーフなのは先述の通り。このマロウは、史実で言えば明治天皇に当たる人物です。
第25話「翔べよ不死蝶」に登場。
先のプリンスの死後、ゴーショ(御所=朝廷に当たる)の黒幕であるエリカ・テーナによって擁立された、あらたなプリンスです。
高らかにバクーフ討伐を宣言するあたりは、結構威厳があったりするのですが、何せ出番はここだけだ。感想を述べるには資料が少なすぎだ。

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次回予告。
十二国記その他諸々編。
芳国冢宰。形式上の国主のはずなのですがね。

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2010年12月14日 (火)

No.284『玉葉(女官)』

第284弾投入。
十二国記その他諸々編。
今回は、短編「書簡」より、慶国女官<玉葉(ぎょくよう)>をば。

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へいだら。
髪型を一部カットしているため、やや入り具合が悪いですが、全体的には悪くないか。
んー、でもよく見ると、右目が潰れてるか?

さて、玉葉。
この名を持つキャラは実に三人目。祥瓊の仮名もいれれば四人目ですが。しかし作中に実際全員出てくるのだから仕方ない。
前述の通り、この「玉葉」という名は、十二国記世界の女性では一般的な名前です。器量良しの女の子につけられる場合が多いとのことですが、この女官の玉葉は、そのまま老女までこの字で通した模様。
登極した陽子に側仕えする女官で、その前向きで鷹揚な人柄から、陽子は信頼を置いている模様。
元は春官で主に学制に関わる官吏でしたが、予王の女性追放令に伴い一度慶国を出奔。それを期に各国の学校を見て回り、学制については非常に詳しい、というのが陽子の見解。陽子は玉葉を、再び春官にと進めたようですが、未だ実権の無い陽子の言は一蹴されるのみです。
しかし当の玉葉は、側仕えも気に入っているというか、働く場が変わったのならそれに合う人間になればいいというポジティブな思考であるようです。
んー、このまま陽子の側近として続くのか、陽子の願いどおり春官へ復帰するのか。
妥当に考えると、いつかは春官になるのでしょうが、そうした姿が描かれる日は来るのでしょうかねぇ。

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次回予告。
中原さんキャラクター133個目。
銀河烈風バクシンガー第二弾。
幼帝は女帝の傀儡か? 威厳だけはあるのだが。

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2010年12月13日 (月)

No.283『ニーノ』

第283弾投入。
中原さんキャラクター132個目。
今回は、「銀河烈風バクシンガー」より<ニーノ>をば。

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よいしょ。
うむ、出番が少なすぎる人なので、まあ映像的にはこれくらいしか資料がない。出来をうんぬん言っている場合ではないな。

さて、ニーノ。
J9って知ってるかい? 昔銀河系で粋に暴れ回ってたって言うぜ。
とは、作中冒頭のOPである。
「銀河烈風バクシンガー」は、通称J9シリーズと呼ばれるロボットアニメシリーズの第2作。幕末日本を模した設定の惑星間戦争をモチーフにした話です。
ニーノは第13話「サクラ・ゲイトの変」に登場。うん、おわかりですね、桜田門外の変です。
バクシンガーの主人公達は、新撰組がモチーフになっている組織ですが、その隊長:ディーゴと、副長シュテッケンは、先にバクーフ(幕府)を救った功績により、地球に招かれます。そこで、バクーフの筆頭大臣:タイロン・イーデンと出会ったディーゴは、地球と桜の美しさに酔って、団子を食いすぎw腹痛に陥るということに。
さて、ここで登場するのがニーノ。偶然通りかかったニーノが、腹痛のディーゴを自宅に連れて行き介抱します。
さて、この間宇宙では政変があり、タイロン・イーデンが命を狙われることに。故あってこの騒動に巻き込まれることになったディーゴらですが、ここで二つの驚きの情報が。
一つ、ディーゴを助けたニーノが、タイロン・イーデンの政策に反発する過激派で、タイロンの暗殺をもくろんでいること。
一つ、なんと、ニーノが実はタイロンの隠し子であること。
結局、ニーノはそうと知らぬまま父タイロンを殺してしまい、ニーノも流れ弾で死んでしまいます。
ディーゴらはやりきれぬ思いを抱き、大きく動き始めた政局に飲み込まれていくという次第。
結構このアニメ、政治的な流れが複雑なので、単純なロボアニメと思わないほうがいいです。
で、桜田門外がモチーフなのでお察しの通り、タイロン・イーデン=大老・井伊直弼です。
さて、では井伊大老を殺すことになるこのニーノのモチーフとは?
実はこれが歴史上の人物ではありません。桜田門外の変を描いた「侍ニッポン」という、歴史小説、映画で、井伊大老を暗殺することになる架空の人物「新納鶴千代(にいのうつるちよ)」です。
中々コアなところをついてくるアニメだ。ますますもって侮りがたい。

ちなみにこの作品、1982年の作品ですので、中原デビューの年です!
……いや、だからね、このニーノに関しては、中原さんの演技についてはノーコメントで。

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次回予告。
十二国記その他諸々編。
元は春官。国外追放を期に、各国の学制を学びたる女傑。

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2010年12月 9日 (木)

No.282『蛛枕』

第282弾投入。
十二国記その他諸々編。
今回は、楽俊のご学友その2<蛛枕(ちゅちん)>をば。

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ほほいのほいと。
うむ、これは特に問題なさげです。もとがパッとしないキャラなので傑作ーとは言えないところが心苦しい。

さて、蛛枕。
別の字を進達。楽俊と同じ雁の大学に通う寮生です。ただし、年は楽俊・鳴賢よりかなり上で四十くらいとのこと。十二国記世界の大学は、入るのが相当難しいので、この蛛枕のような例も決して珍しくなはい模様。
勉強しすぎで寝る間もなく、枕に蜘蛛の巣がはった、という逸話を持つことから、蜘蛛の枕で蛛枕なる字を授かっている。
本人曰く「それこそ揶揄だよ」と苦笑交じり。
故郷に妻子を残し勉学に励んでいるのですが、楽俊と仲良くなったこの年、実は大学にいられる最後の年。そして今年は允許がとれそうにない。ということで、退学を決意します。
書物を探していた楽俊に、自分の手持ちの書物を渡し
「差し上げる。もう必要のないものだ」
と言う姿には、何ともいえぬ哀愁が漂います。
事実、このエピソード以降作中には登場せず。
郷里に帰り、妻子のもとで新たな人生を歩んでいるのでしょう。

で、この方には特筆すべき点が。
声が中井和哉氏である。近年のワンピースブームならば、声を知らぬ方はいないはずだ。海賊狩りのロロノア・ゾロ、その人だ。腐女子向けなら戦国BASARAの伊達政宗、一般向けならアッコにおまかせのナレーションなど、有名な仕事が多い方ですしな。

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次回予告。
中原さんキャラクター132個目。
複数キャラでの出演作を投入。
ほぼデビューの頃の作品より、大老暗殺犯。

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2010年12月 8日 (水)

No.281『田中先生』

第281弾投入。
中原さんキャラクター131個目。
今回は、社会派子供アニメ?「こどものおもちゃ」より<田中先生(たなかせんせい)>をば。

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んーーー。
まあまあかな。元の資料がすくなすぎて、なにがなんだかわかりゃしませんが。

さて、田中先生。
「こどものおもちゃ」は、こどもアイドル「チャイドル」の主人公を軸に、子供の周りで起きる学校問題、家庭問題などを結構赤裸々にえがいている少女漫画。何気に扱っているテーマが重い。絵柄はいわゆるりぼん系少女漫画なのに。
田中先生は主人公の学校の教師の一人。担任ではありません。
中原さんがこの田中先生を演じるのは、OVA版のみ。そしてこのOVA版での出番は、一瞬だ。
学級崩壊状態であれまくっている主人公のクラスが大騒ぎになっているのにかけつけ
「なんちゅークラスだ!」
と一声。
終わり。
うわーい。

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次回予告。
十二国記その他諸々編。
字を進達。妻子を抱え学志す士。

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2010年12月 5日 (日)

No.280『鳴賢』

第280弾投入。
十二国記その他諸々編。
今回は、楽俊の同寮生<鳴賢(めいけん)>をば。

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よいっと。
お、これは特に問題ないな。ええかんじ。

さて、鳴賢。
十二国記世界において、最上級の学校である「大学」に入るのは、相当至難の業なのですが、この鳴賢は十九歳にして大学に合格したという俊英。
ゆえに、「その名は賢いと鳴り響く」=鳴賢です。
しかし大学を無事卒業するのがこれまた至難の業でして、現在鳴賢は二十六歳。大学にいられるのはあと一年とされており、それまでに必要な允許を得なければならないのですが、今年は一つも允許が取れそうにない、ということで、退学目前です。さあどうする、鳴賢。
雁の大学に入ることになった楽俊と、同じ寮で暮らしており、楽俊の友となる。
雁では楽俊のような半獣は、法的な差別はまったく受けないのですが、それでも人々の間にある半獣への差別意識は拭いきれず、楽俊は大学でもちょこちょこと不当な扱いを受けております。それを、この鳴賢は本気で怒る。いいやつだ。
人間形態に慣れない楽俊が、弓や馬が苦手なのを知って、自分が退学寸前なのもかまわずに練習に付き合ったりも。
いいやつすぎる。
そんないい奴だけに、落ちぶれては欲しくないのだが……その後どうなったかは定かでなく。
がんばれ、鳴賢。

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次回予告。
中原さんキャラクター131個目。
出番は一瞬、教師キャラ。原作ではそこそこ出てるみたいなんだけどなぁ。

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2010年12月 1日 (水)

No.279『ローレンス』

第279弾投入。
中原さんキャラクター130個目。
今回は、伝説のロボ歌アニメのOVA版「マクロス ダイナマイト7」より、研究者<ローレンス>をば。

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ファイヤー!
あれ、なんか微妙だ。
表情が虚ろになってる気がする。目元をしくじったか?
えー、トンガリ耳なキャラなので、顔が横に入るよう、大型MONOの残り分を使用しました。髪ならともかく、やはり顔が切れるのは可哀想なんでね……

さて、ローレンス。
というかその前に出演作ついてだが。
元々はTVアニメ「マクロス7」があり、そのOVA版外伝というか後日談が「ダイナマイト7」であります。
マクロス7といえば、ロボアニメファンにとっては欠かせぬ一大シリーズ「マクロス」シリーズの第四作。四作目なのに7というツッコミは聞かないことにする。
元々マクロスは、「歌」を大きなテーマにしたシリーズですが、その中でもこの「7」は歌の重要度が高い。まず主人公がロックバンドの歌手である。そして、可変戦闘機に乗るが、戦わないw 戦場にいって彼がすることは、
「戦争なんてくだらねぇぜ! オレの歌を聴けぇー!」
ときたもんだ。
まあマクロス7については後は見てくれということで。
ダイナマイト7では、7の主人公・バサラが放浪の旅でたどり着いた惑星・ゾラが舞台。このゾラ周辺の宙域には、宇宙空間を回遊する謎の銀河クジラが存在しており、ローレンスはその銀河クジラの研究者として登場する。
銀河クジラがバサラの歌に反応していることを見出し、クジラに歌を聞かせるためにバサラの戦闘機「バルキリー」を改造するという、いわゆる博士ポジションを勤めるわけでして。
まあマクロス7には、Drチバという頭のおかしい風変わりな博士キャラがいるので、ローレンスの奇特ぶりはあまり目立たないのですがね。
クジラと歌の関係に気付き、はしゃぐ中原さんボイスは中々楽しい。そして基本は好青年なので、中原さんお得意の普通節がここでも炸裂中です。

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次回予告。
十二国記その他諸々編。
その名は賢いと鳴り響く。しかし落第目前。

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