No.290『佳花』
第290弾投入。
十二国記その他諸々編。
今回は、潔白なる王の妃<佳花(かか)>をば。
へい。
やはりな……唇を再現しないといけない、妙齢の女性は難しいんだわ……
もうちょっと、美しいはずなんだがな、この人。見た目だけは。
さて、佳花。
佳の字は「佳人」などの表現でも使うように、美しいというニュアンスを持つわけですから、「美しい花」という意味合いの、何ともすんばらしい字をお持ちです。
立場としては、芳国の王后。先の峯王・健仲韃の妃にして、祥瓊の母であります。
精練潔白で、真っ白な美しきものを好む仲韃のことですから、さぞやこの妃の真っ白な美しさに惹かれたんでしょうなぁ……
何て素直に言うと思うかボケェー!!
夫・仲韃を支え、共に民の腐敗を嘆くその美しき白さは仮面。腹の奥底まで真っ黒なんじゃこのアマぁ! おそらく、十二国記史上最大の悪女です。
己、そして我が子祥瓊が誰よりも美しく、聡明であるという想いを維持するべく、王宮でちょっと祥瓊より目だった女の子がいると、その家族に不正の疑いありと仲韃に耳打ちし、極刑に貶めるという、悪魔の所業を披露。直接、作中で見せるのはこの1エピソードですが、後の月渓のセリフからすると、こうやって数々の人々を貶めて来たようなのですよ、こやつは……
というわけでして、仲韃が月渓に誅殺された際、王后たる佳花も、祥瓊の前で首を落とされます。
南無。
次回予告。
ちょいと十二国記作りダメ中につき、連発で十二国記。
里家の閭胥第二弾。因業婆にも苦悩あり。
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