No.292『労蕃生』
第292弾投入。
十二国記その他諸々編。
「風の万里 黎明の空」、残キャラ消化。今回は、一介の侠客<労蕃生(ろうはんせい)>をば。
えい。
うむ、ハンコとしての完成度はかなり高いと思います。原画もうまく再現できている。
が、いかんせん出番が少ない方な上、性格上アップで姿を現すシーンが極端に少ない方なので、詳細な表情を探すことができない……。
この原画も、アップのシーンじゃないせいか、労本来のものより精悍なイメージがあるのですよね。
さて、労蕃生。
名前の作りからすると、労は氏、蕃生が字でしょう。なので、一般的には「蕃生」と呼ばれていていいはずですが、何故か作中では「労」「労さん」呼ばわりがほとんど。
氏でのみ呼ばれるという、そういう意味では希少な人物。
遠甫が開いた私塾「松塾」に学んだが、官吏や軍など公的な道ではなく、市井で侠客として生きることを選んだ人物。裏の人と人をつなぐような仲介役を主にしており、虎嘯、桓魋ら双方の叛乱に助力している。
拓峰での叛乱のため、冬器の求める虎嘯。その使いとして鈴が訪れたのが、この労のもと。そこで、売る側として来たのが桓魋の使いをした祥瓊。
祥瓊、鈴というこのエピソードにおける主役二人をつなぐことになる。
侠客らしくぶっきらぼうで、語り合おうとする鈴と祥瓊に「ここでは会う奴は挨拶はしない」などと冷たくいったりするものの、さりげにお茶を出したり、泊まることになった二人に部屋を貸したりと、何気に面倒見がいい。
冬器の売買も、数がそろうまで決して金を受け取らないなど、信義に厚い。
出番こそ少ないですが、結構裏方としては面白いキャラなんですよね。
次回予告。
十二国記その他諸々編。
ちょいと補充、主役格のリメイク版を参ります。
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