中原さんキャラクター

2011年1月 9日 (日)

No.289『簸上 社平』

第289弾投入。
中原さんキャラクター135個目。
今回は、日本文学の名作が一つ「南総里見八犬伝」の、オマージュアニメ「The 八犬伝」より、<簸上 社平(ひかみ しゃへい)>をば。

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ほいさ。
お、これは再現という意味ではよいでき。漢字の雰囲気もよさげ。
よきかな。

さて、簸上社平。
「南総里見八犬伝」といえば、江戸時代に滝沢馬琴によって書かれた伝奇小説。
江戸時代にこういう歴史ファンタジーチックなものを作るという、滝沢馬琴のセンスは中々すごいと思うが。
「The 八犬伝」は、それをオマージュしたアニメ作品で、概要は南総里見八犬伝と同じです。
舞台は室町後期、現在の千葉県南部、安房を治めていた小大名「里見氏」のもと、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の八つの文字が記された数珠玉に導かれた八犬士が繰り広げる物語、というところか。
今のアニメ、小説作品でも非常に多い「導かれた仲間達」「前世からの因縁の仲間」とかの概念の、大本とも言える偉大な作品だったりします。まあさらに元をたどれば、八犬伝の元は中国の奇書「水滸伝」といわれているのですが……それはそれとして。
で、肝心の簸上社平は、敵方です。
原典では、同じく出てくる敵方の簸上宮六の弟、というだけの立場で、あまり目立たない存在のようですが、The 八犬伝だと、敵方としては比較的よく出ている。
しかし、OVAで何巻か出ているんですが、出てくる度にこの社平、なんか雰囲気が違うんだよな……。同一人物とおもいがたいくらいに。
なわけでして、イメージが固定しません。参った。

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次回予告。
十二国記その他諸々編。
芳国王后。麗しき字に隠された、醜き心根。

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2011年1月 6日 (木)

No.287『トーニ・アーウィン』

第287弾投入。
中原さんキャラクター134個目。
銀河烈風バクシンガーシリーズ、ラスト。
今回は、およそ少年っぽくない少年突撃隊<トーニ・アーウィン>をば。

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ふんぬらば。
んー、なんだ。目が似てないな。目はキャラの命、つまるところ、あんまり似てない。
やれこまったことだ。

さて、トーニ・アーウィン。
バクシンガーは幕末モデルなわけですから、トーニにも一応モデルが。
ただ、名前や血縁関係では明確にぴたっと合うモデルがいないのですよね。
トーニの肩書きは、アエイズの少年突撃隊。アエイズは会津藩がモデルですから……そう、会津といえば、白虎隊ですよ。
そしてトーニのもう一つの肩書きは、アエイズの領主モーリ・アーウィンの弟。モーリはどう考えても、会津藩主・松平容保(まつだいら かたもり)がモデルですが、容保の弟と白虎隊には別に関係は無い。
まあ現実とは、そのモーリとの関係がかみ合わないだけですんで、総じていうとモデルは「白虎隊隊士」ということになりますかね。
白虎隊は現実では、官軍の会津攻撃に最後まで抵抗し、城にあがった煙を見て城が落ちたと勘違いし、自刃してしまったという悲劇が有名な部隊ですが、バクシンガーでは一味違う。
アエイズが、ロングー(長州)やゴワハンド(薩摩)の攻撃に晒される中、トーニたちとバクシンガーの一行は山の砦に立てこもります。砦は何とか持ちこたえますが、肝心のモーリの城は陥落。モーリは自決。トーニはアエイズの陥落に涙しながら、バクシンガーの一行に合流し、アエイズを後にする……という流れ。
史実では白虎隊が死んで容保は生き残ってますが、バクシンガーでは逆ですよと。
さて、そんなトーニ。密かに一行の中のファンファンという少女と心を通わせたりと、抜け目のない少年(肩書きはね。見た目は結構大人なんだが)ですが、中原さんの演技としてはやはりバクシンガー終盤の登場のためか、上手くなられてる気がします。

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次回予告。
十二国記その他諸々編。
麦州師の将兵が一人。またも中井和哉。

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2010年12月20日 (月)

No.285『マロウ』

第285弾投入。
中原さんキャラクター133個目。
銀河烈風バクシンガーキャラ第2号。
今回は、傀儡幼帝<マロウ>をば。

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ぼぼん。
あれ、なんか原画より大人っぽいな。かなり少年なんですが。

さて、マロウ。
銀河烈風バクシンガーが、幕末モチーフなのは先述の通り。このマロウは、史実で言えば明治天皇に当たる人物です。
第25話「翔べよ不死蝶」に登場。
先のプリンスの死後、ゴーショ(御所=朝廷に当たる)の黒幕であるエリカ・テーナによって擁立された、あらたなプリンスです。
高らかにバクーフ討伐を宣言するあたりは、結構威厳があったりするのですが、何せ出番はここだけだ。感想を述べるには資料が少なすぎだ。

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次回予告。
十二国記その他諸々編。
芳国冢宰。形式上の国主のはずなのですがね。

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2010年12月13日 (月)

No.283『ニーノ』

第283弾投入。
中原さんキャラクター132個目。
今回は、「銀河烈風バクシンガー」より<ニーノ>をば。

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よいしょ。
うむ、出番が少なすぎる人なので、まあ映像的にはこれくらいしか資料がない。出来をうんぬん言っている場合ではないな。

さて、ニーノ。
J9って知ってるかい? 昔銀河系で粋に暴れ回ってたって言うぜ。
とは、作中冒頭のOPである。
「銀河烈風バクシンガー」は、通称J9シリーズと呼ばれるロボットアニメシリーズの第2作。幕末日本を模した設定の惑星間戦争をモチーフにした話です。
ニーノは第13話「サクラ・ゲイトの変」に登場。うん、おわかりですね、桜田門外の変です。
バクシンガーの主人公達は、新撰組がモチーフになっている組織ですが、その隊長:ディーゴと、副長シュテッケンは、先にバクーフ(幕府)を救った功績により、地球に招かれます。そこで、バクーフの筆頭大臣:タイロン・イーデンと出会ったディーゴは、地球と桜の美しさに酔って、団子を食いすぎw腹痛に陥るということに。
さて、ここで登場するのがニーノ。偶然通りかかったニーノが、腹痛のディーゴを自宅に連れて行き介抱します。
さて、この間宇宙では政変があり、タイロン・イーデンが命を狙われることに。故あってこの騒動に巻き込まれることになったディーゴらですが、ここで二つの驚きの情報が。
一つ、ディーゴを助けたニーノが、タイロン・イーデンの政策に反発する過激派で、タイロンの暗殺をもくろんでいること。
一つ、なんと、ニーノが実はタイロンの隠し子であること。
結局、ニーノはそうと知らぬまま父タイロンを殺してしまい、ニーノも流れ弾で死んでしまいます。
ディーゴらはやりきれぬ思いを抱き、大きく動き始めた政局に飲み込まれていくという次第。
結構このアニメ、政治的な流れが複雑なので、単純なロボアニメと思わないほうがいいです。
で、桜田門外がモチーフなのでお察しの通り、タイロン・イーデン=大老・井伊直弼です。
さて、では井伊大老を殺すことになるこのニーノのモチーフとは?
実はこれが歴史上の人物ではありません。桜田門外の変を描いた「侍ニッポン」という、歴史小説、映画で、井伊大老を暗殺することになる架空の人物「新納鶴千代(にいのうつるちよ)」です。
中々コアなところをついてくるアニメだ。ますますもって侮りがたい。

ちなみにこの作品、1982年の作品ですので、中原デビューの年です!
……いや、だからね、このニーノに関しては、中原さんの演技についてはノーコメントで。

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次回予告。
十二国記その他諸々編。
元は春官。国外追放を期に、各国の学制を学びたる女傑。

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2010年12月 8日 (水)

No.281『田中先生』

第281弾投入。
中原さんキャラクター131個目。
今回は、社会派子供アニメ?「こどものおもちゃ」より<田中先生(たなかせんせい)>をば。

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んーーー。
まあまあかな。元の資料がすくなすぎて、なにがなんだかわかりゃしませんが。

さて、田中先生。
「こどものおもちゃ」は、こどもアイドル「チャイドル」の主人公を軸に、子供の周りで起きる学校問題、家庭問題などを結構赤裸々にえがいている少女漫画。何気に扱っているテーマが重い。絵柄はいわゆるりぼん系少女漫画なのに。
田中先生は主人公の学校の教師の一人。担任ではありません。
中原さんがこの田中先生を演じるのは、OVA版のみ。そしてこのOVA版での出番は、一瞬だ。
学級崩壊状態であれまくっている主人公のクラスが大騒ぎになっているのにかけつけ
「なんちゅークラスだ!」
と一声。
終わり。
うわーい。

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次回予告。
十二国記その他諸々編。
字を進達。妻子を抱え学志す士。

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2010年12月 1日 (水)

No.279『ローレンス』

第279弾投入。
中原さんキャラクター130個目。
今回は、伝説のロボ歌アニメのOVA版「マクロス ダイナマイト7」より、研究者<ローレンス>をば。

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ファイヤー!
あれ、なんか微妙だ。
表情が虚ろになってる気がする。目元をしくじったか?
えー、トンガリ耳なキャラなので、顔が横に入るよう、大型MONOの残り分を使用しました。髪ならともかく、やはり顔が切れるのは可哀想なんでね……

さて、ローレンス。
というかその前に出演作ついてだが。
元々はTVアニメ「マクロス7」があり、そのOVA版外伝というか後日談が「ダイナマイト7」であります。
マクロス7といえば、ロボアニメファンにとっては欠かせぬ一大シリーズ「マクロス」シリーズの第四作。四作目なのに7というツッコミは聞かないことにする。
元々マクロスは、「歌」を大きなテーマにしたシリーズですが、その中でもこの「7」は歌の重要度が高い。まず主人公がロックバンドの歌手である。そして、可変戦闘機に乗るが、戦わないw 戦場にいって彼がすることは、
「戦争なんてくだらねぇぜ! オレの歌を聴けぇー!」
ときたもんだ。
まあマクロス7については後は見てくれということで。
ダイナマイト7では、7の主人公・バサラが放浪の旅でたどり着いた惑星・ゾラが舞台。このゾラ周辺の宙域には、宇宙空間を回遊する謎の銀河クジラが存在しており、ローレンスはその銀河クジラの研究者として登場する。
銀河クジラがバサラの歌に反応していることを見出し、クジラに歌を聞かせるためにバサラの戦闘機「バルキリー」を改造するという、いわゆる博士ポジションを勤めるわけでして。
まあマクロス7には、Drチバという頭のおかしい風変わりな博士キャラがいるので、ローレンスの奇特ぶりはあまり目立たないのですがね。
クジラと歌の関係に気付き、はしゃぐ中原さんボイスは中々楽しい。そして基本は好青年なので、中原さんお得意の普通節がここでも炸裂中です。

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次回予告。
十二国記その他諸々編。
その名は賢いと鳴り響く。しかし落第目前。

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2010年11月25日 (木)

No.277『相手投手』

第277弾投入。
中原さんキャラクター129個目。
エスパー魔美シリーズひとまずラスト。他に名無しキャラなどが公開されていなければ、ですが。
まあこれも名無しに等しいな。<相手投手(あいてとうしゅ)>をば。

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ほほい。
お、これは完璧。
ボールとか特徴的な部分がうまくできたんじゃないかなと。

さて、相手投手。
エスパー魔美第90話に登場。
魔美にあこがれる後輩がおりまして、その後輩の幼馴染が、野球部での万年補欠。の少年。ムードメーカーのがんばりやなんだけどねぇ。
で、その補欠君が、故あって試合に出場できることになり、その時の対戦相手の投手が、これ。つまり、中原さん。

役どころ、地味…

補欠くんが
「オレのバットが火を噴くぜ」
と意気込むが、中原さんこと相手投手は
「へっ、鼻血の間違いじゃないのか」
と小粋なツッコミを披露します。

うん、終わり。

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次回予告。
十二国記その他諸々編。
「風の万里 黎明の空」より。
謚号を烈王。精練潔白にして、苛烈の王なり。

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2010年11月16日 (火)

No.275『大森 良夫』

第275弾投入。
中原さんキャラクター128個目。
今回は、エスパー魔美シリーズ第四弾。映画版「星空のダンシングドール」より<大森 良夫(おおもり よしお)>をば。

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わっさ。
んーーーーーーー、釈然としない。
チューリップハットが特徴的な方だったんですが、それをかぶっているシーンは意外と少なく、また、それを入れると顔が一気に小さくなりそうだったのでハブいたんですが……やはり冴えないな。
まあ藤子キャラは線が単純なので、どうしてもあっさり味にはなるのですが。

さて、大森良夫。
TV版ではなく、映画版の出演キャラです。
映画版「エスパー魔美」は、ドラえもんとの同時上映だったとのことで、そちらにお株を奪われてあまりインパクトは無いようですが、話の完成度は結構高いですよと。魔美エピソードとしては映画版に恥じぬ出来なのではないでしょうか。
大森良夫は、作中に登場する人形劇団の劇団員。登場シーンでは、主に音響機器など操作してましたね。
前述の通り、チューリップハットと長髪が似合う、ちょっと古風(というと同世代の人には怒られるか)な青年です。
作中で同じ劇団員と結婚するんですが、それを理由に退団を決意します。
しかしこの人形劇団、時代の煽りをうけて存続の危機に立たされておりまして、退団の理由は何も結婚だけではない模様
「でも夢だけじゃとても生きていけない。許してくれ」
と言い残すそのうつむいた顔には、どこか哀愁が漂います。

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次回予告。
十二国記ネタをかなり消費してまいりましたが、オフで披露する機会が増えておりまして。次の機会が1月にあるので、それまでまた続けていこうとw しばらくは十二国記と中原さんの二刀流だ。クロボンとかSRWとか守り人とかもやりたいが。
そんなわけで十二国記その他諸々編。
まずは「風の万里 黎明の空」より、酔っ払い州侯。そんなイメージしかない。

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2010年11月13日 (土)

No.273『司会者』

第273弾投入。
中原さんキャラクター127個目。
エスパー魔美シリーズ第3弾。ワイドショーの司会者、その名も<司会者(しかいしゃ)>をば。

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はいどうもー。
藤子アニメなので、線は簡単なんだな。
細い目が、ちょいと彫りそこなうと再現しにくいので難点ではありましたが、そのくらいか。

さて、司会者。
またまたドマイナー路線ですね。固有名無しです。
エスパー魔美第22話に登場。ふとしたことから「かまいたちに襲われた」とウソをつくハメになった魔美が、いたずらで偽かまいたちを作ったところ、大騒ぎに。その追跡をしていたワイドショー番組の司会者が、この方。
うん、それだけだ。
中原さんお得意な「普通の人」口調です。
ただ、この司会者でちょっと気になっているのは、外見が中原茂さん本人にやや似ているということw
多分に、昔の髪型と目鼻立ちのあたりのせいだと思うのですが。

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次回予告。
十二国記「風の万里 黎明の空」編2、十二キャラ目なので一応区切り。
三公が一人、太師。
「小官はそれほど若くはございません」

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2010年11月 6日 (土)

No.271『夢野』

第271弾投入。
中原さんキャラクター126個目。
さて、これも複数キャラで出ている作品なんだな。藤子不二雄原作のアニメ「エスパー魔美」より、ご近所の青年<夢野(ゆめの)>をば。

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楽勝だぜぇー!
と言いたいところなんですが、目がなぁ……
消しハンを彫るときに一番難しいのは、実は丸の表現でして。ナイフで彫るという動作の関係上、小さくぐるっと丸くやるというのは、一気にやるのは難しいのです。何度か止まりながら回さなければならないので、そこでこう誤差というか、ガタツキがでるのですよ。
だから、こういうまん丸目は難しいんじゃー。

さて、夢野。
「エスパー魔美」は、以前<今井雅也>でご紹介しました。夢野も一話ゲストです。
第24話に登場する予備校生で、生物系の大学への進学を希望して勉強中。都会に残されていた空き地に鈴虫の卵を放ち、繁殖させたという青年です。都会から緑が減ることを危惧し、「ここだけは夢があってもいいよね」と魔美に語りかけるのですね。
で、まあこの空き地と虫のからみで事件が起こるわけなんですが、一話ゲストとはいえ、今井雅也に比べると出番は控えめ。でも、中原さんお得意の「普通の青年」なので、中原さんらしさを味わうには丁度よさげなキャラかもしれません。

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次回予告。
十二国記「風の万里 黎明の空」編2。
時の天官長。松塾に学びし義士の行く末は……

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