No.289『簸上 社平』
第289弾投入。
中原さんキャラクター135個目。
今回は、日本文学の名作が一つ「南総里見八犬伝」の、オマージュアニメ「The 八犬伝」より、<簸上 社平(ひかみ しゃへい)>をば。
ほいさ。
お、これは再現という意味ではよいでき。漢字の雰囲気もよさげ。
よきかな。
さて、簸上社平。
「南総里見八犬伝」といえば、江戸時代に滝沢馬琴によって書かれた伝奇小説。
江戸時代にこういう歴史ファンタジーチックなものを作るという、滝沢馬琴のセンスは中々すごいと思うが。
「The 八犬伝」は、それをオマージュしたアニメ作品で、概要は南総里見八犬伝と同じです。
舞台は室町後期、現在の千葉県南部、安房を治めていた小大名「里見氏」のもと、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の八つの文字が記された数珠玉に導かれた八犬士が繰り広げる物語、というところか。
今のアニメ、小説作品でも非常に多い「導かれた仲間達」「前世からの因縁の仲間」とかの概念の、大本とも言える偉大な作品だったりします。まあさらに元をたどれば、八犬伝の元は中国の奇書「水滸伝」といわれているのですが……それはそれとして。
で、肝心の簸上社平は、敵方です。
原典では、同じく出てくる敵方の簸上宮六の弟、というだけの立場で、あまり目立たない存在のようですが、The 八犬伝だと、敵方としては比較的よく出ている。
しかし、OVAで何巻か出ているんですが、出てくる度にこの社平、なんか雰囲気が違うんだよな……。同一人物とおもいがたいくらいに。
なわけでして、イメージが固定しません。参った。
次回予告。
十二国記その他諸々編。
芳国王后。麗しき字に隠された、醜き心根。
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